この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
光を求めて
第8章 知らないこと
普段から集計やパソコン入力ばかりやっているからそれなりのスキルはあるから、色々なマクロや関数を使って手早く集計をする。
その間、田所さんは誰かと連絡したりして手が止まることが多かった。
これを一人でどうにかしようとしたい田所さんに呆れてしまう。
「東間さん、それどのくらいで仕上げられそう?」
「えっと……あと1時間ぐらいで大まかな資料はできあがります。それから微調整ですので2時間あれば完成すると思います」
手を動かしながら告げると、信じられないと言ったオーバーリアクションをして私を笑わせてくれた。
会社でこんなにも笑顔で仕事をしたことはない。
いつも淡々と仕事をこなし、必要最低限の会話しかしないから仕方がないのかもしれないけど、会社とは本来こういうのかもしれないとか考える。
そういう風に思うのは私の心が少し和らいだから、雅也と一緒に過ごすようになりひとりじゃないと感じるのが一番の要因だと思う。
そんな事を考えながら仕事をこなし、全てが終わったのは23時を回った頃だった。
午前様にならなかったことだけが救いで、すべての電気を消して田所さんとエレベータに乗った。
その間、田所さんは誰かと連絡したりして手が止まることが多かった。
これを一人でどうにかしようとしたい田所さんに呆れてしまう。
「東間さん、それどのくらいで仕上げられそう?」
「えっと……あと1時間ぐらいで大まかな資料はできあがります。それから微調整ですので2時間あれば完成すると思います」
手を動かしながら告げると、信じられないと言ったオーバーリアクションをして私を笑わせてくれた。
会社でこんなにも笑顔で仕事をしたことはない。
いつも淡々と仕事をこなし、必要最低限の会話しかしないから仕方がないのかもしれないけど、会社とは本来こういうのかもしれないとか考える。
そういう風に思うのは私の心が少し和らいだから、雅也と一緒に過ごすようになりひとりじゃないと感じるのが一番の要因だと思う。
そんな事を考えながら仕事をこなし、全てが終わったのは23時を回った頃だった。
午前様にならなかったことだけが救いで、すべての電気を消して田所さんとエレベータに乗った。