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光を求めて
第8章 知らないこと
次の日はいつもよりおしゃれをした。
バーに行くような洋服ではなく、昔のようなお嬢様の私。
自然とそんな服を選んでしまった。
理由なんてないけど強いて言えば、あの時の続きをやりたかった……そんなところ。
あの時と違うのはお昼を食べながら軽くお酒を飲んだことだった。
あまりお酒が好きじゃない雅也も、お昼にお酒を飲むのは贅沢な感じがして好きだと言って笑った。
だから私も少しだけワインを飲んでみた。
私に合わせての甘いワインは意外とおいしかった。
「これ甘くておいしい」
「彩羽にはこれくらいがちょうどいいと思ったからね。でも飲みすぎると酔っぱらうからね。だから今日は1杯だけ」
本当はもう少し飲みたかったけど、雅也が言うことだから素直に従った方がいいと思い1杯でやめた。
食事をした後は、先にプレゼントを探すことにして街中を歩いて見て回った。
途中からはおじ様へのプレゼントを買いに来たことを忘れ、自分の物や雅也の物も買ったりして楽しい時間をすごすことができた。
その時間は昔と変わらず、本当にあの時に戻ったような感覚がした。
雅也と再会して思うことがある。
何をしていても昔を思い出し、それが今と変わらないということ。
楽しかったことも、うれしかったことも同じように感じられる今が不思議で、それでいて幸せだった。
バーに行くような洋服ではなく、昔のようなお嬢様の私。
自然とそんな服を選んでしまった。
理由なんてないけど強いて言えば、あの時の続きをやりたかった……そんなところ。
あの時と違うのはお昼を食べながら軽くお酒を飲んだことだった。
あまりお酒が好きじゃない雅也も、お昼にお酒を飲むのは贅沢な感じがして好きだと言って笑った。
だから私も少しだけワインを飲んでみた。
私に合わせての甘いワインは意外とおいしかった。
「これ甘くておいしい」
「彩羽にはこれくらいがちょうどいいと思ったからね。でも飲みすぎると酔っぱらうからね。だから今日は1杯だけ」
本当はもう少し飲みたかったけど、雅也が言うことだから素直に従った方がいいと思い1杯でやめた。
食事をした後は、先にプレゼントを探すことにして街中を歩いて見て回った。
途中からはおじ様へのプレゼントを買いに来たことを忘れ、自分の物や雅也の物も買ったりして楽しい時間をすごすことができた。
その時間は昔と変わらず、本当にあの時に戻ったような感覚がした。
雅也と再会して思うことがある。
何をしていても昔を思い出し、それが今と変わらないということ。
楽しかったことも、うれしかったことも同じように感じられる今が不思議で、それでいて幸せだった。