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光を求めて
第10章 本当の気持ち
はじめは驚いて体を硬直させていた雅也も、いつの間にか私に身体を預けてくれた。
預けてくれるというより……子供のよに縋りつく感じで、たまらず力を込めて抱きしめていた。
そうやって抱きしめていると雅也はやっと眠ってくれる。
私の腕の中で眠る雅也を見て、今まで感じたことのない感情が芽生える気がした。
だけどそれが何か分からず、ただ雅也が安心できるようにと毎晩眠りにつくまで抱きしめるようになった。
そうなると初めから一緒に眠ったほうがいいような気がして、いつのまにか私のベッドで抱き合って眠るようになっていた。
ただベッドに入り抱き合って眠るだけでエッチなことは何もしない。
母親が子供を安心させるかのように、子供が寂しい気持ちを忘れるかのようにお互いに寄り添っていた。
だけど、はじめは雅也のためにと思って寝ていたはずなのに、今では私の方が安心してぐっすりと眠っている。
それはゲンさんが一緒に居てくれる時のように穏やかな感じだった。
それでもたまに、雅也の下の方で違和感を感じる時がある。
私に反応してくれていると思うと少なからずうれしい気持ちが沸き起こるけど、雅也とはそういう関係にはなりたくはなかった。
今の中途半端な関係のまま抱かれたくないし、これからの関係を友好に続けたいなら肉体関係を持ってはいけない気がした。
だから私は知らないフリをして、雅也と抱き合って眠るだけだった。
預けてくれるというより……子供のよに縋りつく感じで、たまらず力を込めて抱きしめていた。
そうやって抱きしめていると雅也はやっと眠ってくれる。
私の腕の中で眠る雅也を見て、今まで感じたことのない感情が芽生える気がした。
だけどそれが何か分からず、ただ雅也が安心できるようにと毎晩眠りにつくまで抱きしめるようになった。
そうなると初めから一緒に眠ったほうがいいような気がして、いつのまにか私のベッドで抱き合って眠るようになっていた。
ただベッドに入り抱き合って眠るだけでエッチなことは何もしない。
母親が子供を安心させるかのように、子供が寂しい気持ちを忘れるかのようにお互いに寄り添っていた。
だけど、はじめは雅也のためにと思って寝ていたはずなのに、今では私の方が安心してぐっすりと眠っている。
それはゲンさんが一緒に居てくれる時のように穏やかな感じだった。
それでもたまに、雅也の下の方で違和感を感じる時がある。
私に反応してくれていると思うと少なからずうれしい気持ちが沸き起こるけど、雅也とはそういう関係にはなりたくはなかった。
今の中途半端な関係のまま抱かれたくないし、これからの関係を友好に続けたいなら肉体関係を持ってはいけない気がした。
だから私は知らないフリをして、雅也と抱き合って眠るだけだった。