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光を求めて
第10章 本当の気持ち
色々と考えていると電話を終えた雅也が戻ってきた。
私を起こさないように静かにもぐりこんでくる雅也は、私の頭の下に腕を差し込み引き寄せて抱きしめる。
背中から伝わるぬくもりに安心してウトウトとし始めると、雅也の唇が首筋に触れた。
生暖かな雅也の唇が何度も何度も首筋をなぞり、それは私を愛しむように唇を這わせていた。
雅也の手が私の手を取り指を絡めて抱きしめている腕に力がこもる。
そして首筋を這っていた唇は耳元まで移動して甘い声で囁いた。
「彩羽……愛してる……昔と変わらず……愛してる……」
小さな声だったけど確かに聞こえた雅也の言葉に、身体中が燃えるほど熱くなる。
私がずっと言ってほしかった言葉に涙が溢れそうになった。
私も同じ気持ちだよと言いたいのに、感激し胸がいっぱいで言葉にすることができなかった。
もたもたしている間に、後ろからは規則正しい寝息きが聞こえ始めていた。
その寝息を耳で感じながらゆっくりと身体の向きを変え、気持ちよさそうに眠る雅也に唇を寄せた。
触れ合う唇に懐かしさが甦り、静かに涙が流れていった。
やっと手に入れた幸せに、もう一度唇を寄せて瞳を閉じた――
私を起こさないように静かにもぐりこんでくる雅也は、私の頭の下に腕を差し込み引き寄せて抱きしめる。
背中から伝わるぬくもりに安心してウトウトとし始めると、雅也の唇が首筋に触れた。
生暖かな雅也の唇が何度も何度も首筋をなぞり、それは私を愛しむように唇を這わせていた。
雅也の手が私の手を取り指を絡めて抱きしめている腕に力がこもる。
そして首筋を這っていた唇は耳元まで移動して甘い声で囁いた。
「彩羽……愛してる……昔と変わらず……愛してる……」
小さな声だったけど確かに聞こえた雅也の言葉に、身体中が燃えるほど熱くなる。
私がずっと言ってほしかった言葉に涙が溢れそうになった。
私も同じ気持ちだよと言いたいのに、感激し胸がいっぱいで言葉にすることができなかった。
もたもたしている間に、後ろからは規則正しい寝息きが聞こえ始めていた。
その寝息を耳で感じながらゆっくりと身体の向きを変え、気持ちよさそうに眠る雅也に唇を寄せた。
触れ合う唇に懐かしさが甦り、静かに涙が流れていった。
やっと手に入れた幸せに、もう一度唇を寄せて瞳を閉じた――