この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
光を求めて
第11章 幸せになりたくて
今度は、田所さんの言葉に静かに頷いた。
「それは俺を受け入れてくれる……と受け取っていいんだよな?」
さっきまでの勢いはどこにいったのか、少し心配そうに言葉にする。
ころころと変わる表情に心が癒される。
もっと、いろいろな顔を見たいと返事をした。
「はい」
たった一言なのに、満面の笑顔を浮かべて私の手を取って指を絡めてくる。
ギュっと握られる指に同じ強さで握り返すと、静かな声で名前を呼ばれた。
「彩羽……」
子供じゃないからその声音の意味は理解している。
顔をあげたらきっと……
「彩羽、こっち向いて」
再度促されて顔を向けると、そのまま唇が重なった。
唇から伝わる温かさにホッとして、更なる甘さが欲しくなり空いている手で田所さんの背広をギュッと掴んで続きを強請った。
私が何を望んでいるか分かった田所さんは、少し開いた唇の間から分厚い舌を差し込み、その舌に自分から絡ませ彼を欲した。
絡まる舌に交わる唾液は激しさを増し、人目があるにも関わらず私たちは濃厚なキスを続けた。
横を通り過ぎる人たちは歓声をあげ、冷やかしの口笛を吹きながら通り過ぎる。
だけど私たちは自分たちの世界に入り込み、気にもせずお互いが蕩けるまでキスを続けた。
「それは俺を受け入れてくれる……と受け取っていいんだよな?」
さっきまでの勢いはどこにいったのか、少し心配そうに言葉にする。
ころころと変わる表情に心が癒される。
もっと、いろいろな顔を見たいと返事をした。
「はい」
たった一言なのに、満面の笑顔を浮かべて私の手を取って指を絡めてくる。
ギュっと握られる指に同じ強さで握り返すと、静かな声で名前を呼ばれた。
「彩羽……」
子供じゃないからその声音の意味は理解している。
顔をあげたらきっと……
「彩羽、こっち向いて」
再度促されて顔を向けると、そのまま唇が重なった。
唇から伝わる温かさにホッとして、更なる甘さが欲しくなり空いている手で田所さんの背広をギュッと掴んで続きを強請った。
私が何を望んでいるか分かった田所さんは、少し開いた唇の間から分厚い舌を差し込み、その舌に自分から絡ませ彼を欲した。
絡まる舌に交わる唾液は激しさを増し、人目があるにも関わらず私たちは濃厚なキスを続けた。
横を通り過ぎる人たちは歓声をあげ、冷やかしの口笛を吹きながら通り過ぎる。
だけど私たちは自分たちの世界に入り込み、気にもせずお互いが蕩けるまでキスを続けた。