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光を求めて
第12章 甘い言葉

「やはりお前だったか」

いつものように残業をしていると、久しぶりに父が顔を出した。
誰も居ないからいいようなものを、何度言ったら私の思いを汲み取ってくれるのかと溜息しかでてこない。

「そんな顔をするな」

私のため息に気が付いた父は、少し寂しそうな表情を見せる。
昔は平気だったこの表情も、おじ様が亡くなってからは見たくない。
いつまでも元気で居続けるとおもうのは幻想で、人は年老いていくと感じてしまうと、嫌いだった父でさえ大切にしなければいけないのかもしれないと考える。

「お父様は元気ですか? 」

私の一言に驚いた顔をする父に苦笑いしかない。
それだけ父には冷たく当たっていた。

「おじ様が亡くなって落ち込んでませんか?」

「ああ……そうだな。あいつがいなくなって……昔のことを良く思い出すようになったよ」

父の学生時代を私は知らない。
ただ、おじ様とは高校からの付き合いで仲が良かったと聞いたこことがある。

「どんな学生時代だったんですか?」

父がどんな学生時代を送っていたのか少し興味が沸いた。


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