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光を求めて
第12章 甘い言葉

後ろから聞こえる荒い息遣いに、それさえも感じてしまう。
もっと後ろから突いて欲しくて顔を上げると、苦し気な表情の合間から笑みをこぼしキスをくれた。
「最高によかったよ……彩羽なしでは僕は生きていけそうにもないよ」
耳元で囁かれる甘い言葉に酔いしれる。
身体は疼くけど、今の言葉だけで満足だった。
「私も田所さんがいないと生きていけない……あい――」
愛してると言葉にしようとした瞬間、どこからともなくスマホのメロディが流れてきた。
その音を辿ると、田所さんのデスクの上から聞こえた。
田所さんは私の中から抜け出ると、素早くゴムの処理をして自分の机に置いてあるスマホに手を伸ばした。
「もしもし」
出ながら人差し指を立てて静かにするように言われ、私も後処理をしながら静かにする。
「今日は実家じゃなかったのか?――会社だよ。朝一で必要な書類があるからそれを作ってるところだ――いや、ちょうど終わったところだから帰るけど、電話までしてきてどうしたんだ?」
話の内容からして奥さんの様で、不機嫌な言葉遣いに本当に嫌いなんだなと感じた。
一日でも早く離婚が成立して、穏やかな日常を送って欲しいと思う。
その横には私がいる。
そんな事を考えながら幸せに浸っていた。
もっと後ろから突いて欲しくて顔を上げると、苦し気な表情の合間から笑みをこぼしキスをくれた。
「最高によかったよ……彩羽なしでは僕は生きていけそうにもないよ」
耳元で囁かれる甘い言葉に酔いしれる。
身体は疼くけど、今の言葉だけで満足だった。
「私も田所さんがいないと生きていけない……あい――」
愛してると言葉にしようとした瞬間、どこからともなくスマホのメロディが流れてきた。
その音を辿ると、田所さんのデスクの上から聞こえた。
田所さんは私の中から抜け出ると、素早くゴムの処理をして自分の机に置いてあるスマホに手を伸ばした。
「もしもし」
出ながら人差し指を立てて静かにするように言われ、私も後処理をしながら静かにする。
「今日は実家じゃなかったのか?――会社だよ。朝一で必要な書類があるからそれを作ってるところだ――いや、ちょうど終わったところだから帰るけど、電話までしてきてどうしたんだ?」
話の内容からして奥さんの様で、不機嫌な言葉遣いに本当に嫌いなんだなと感じた。
一日でも早く離婚が成立して、穏やかな日常を送って欲しいと思う。
その横には私がいる。
そんな事を考えながら幸せに浸っていた。

