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光を求めて
第13章 生きているこそが

「だってっ……他にどうしようもなかったんだもん……生きているのが辛くて、私っ……わたしっ……」

本音を口にしてしまう。
呆れられて見捨てられるかもしれない。
それでも今の気持ちを押し留めておくことができなかった。

「彩羽?」

「だったら私はどうしたらいい?信じて裏切られてっ、私はそういう女だって、だから傷ついても構わないって、私はどうしたらよかったの??」

驚くゲンさんに言葉をぶつける。

「私の事なんて誰も必要としない!愛してもくれない!こんな私が生きていても仕方がない!……ゲンさんには悪いけど……」

その先の言葉を言ってはいけないと分かってる。
ゲンさんの前では何があっても口にしてはいけないと分かっていても、今の自分の気持ちを抑えることができなかった。
ゲンさんを一番傷つける言葉だと分かっていても言葉にしてしまう。

「死にたい……死んで全てから解放され――」

「彩羽!!」

ゲンさんの怒鳴り声と共に、頬に強烈な痛みが走った。
それと同時に抱きしめられた。


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