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光を求めて
第13章 生きているこそが
幸せな気分で家に帰った私は、まだ帰ってきていない雅也を心待ちにしていた。
そこで見つけた一枚の紙切れ。
たった一言で私と雅也の全てを終わらせた言葉。

「ごめんって書いてあった。一言だけ、ごめんって……」

そう……
その紙には、ごめんの一言だけが書いてあった。
こんなの嘘だと思って部屋の中を探しても、雅也がいないどころか、今まであった荷物もひとつ残らず無くなっていた。
初めから雅也がいなかったかのように何一つ……

「何がごめんなんだろうね。同じ人に二度も裏切られて馬鹿みたいだよね」

「そんな事はないさ。信じようとした彩羽は馬鹿じゃない。裏切られて辛い中で、また信じようとした。すべてを受けいれて許そうとした。そんな彩羽を俺は誇りに思うよ」

「ゲンさん」

いつだって私の心を癒してくれる言葉をくれる。
その言葉に何度救われただろう。

「彩羽、それだけか?それだけで死にたかったのか?数ヶ月もの間、ずっと一人で悩んでいたのか?」

その問いに静かに首を振った。
雅也の事もショックだった。
だけどそれ以上にショックだったのは……


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