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光を求めて
第14章 制裁

「行きたい店の近くにラブホがあるから飲んでから行こうか?それとも直行する?久しぶりに彩羽を抱きたい。……考えただけで痛い程勃起してるよ。ほらっ」

田所さんに手を取られ股間に持って行かれると、その言葉通り勃起しているのが分かった。

「触られただけで我慢できなくなりそうだ。先にホテル行かないか?先に彩羽を抱きたい。彩羽の中で果てたい……いいだろう?」

耳元で甘く囁かれても今の私は何も感じない。
感じないどころか嫌悪感しか湧き起って来なかった。

「ごめんなさい。何度も言っていますが、田所さんとは個人的につきあうつもりはありません」

「大丈夫大丈夫。子供ができたからって彩羽をないがしろにするつもりはないから。それに子供が生まれてしばらくは実家だから毎日だって彩羽とは会えるようになるんだ。そうだ!俺と朝まで一緒に居て、朝飯を食うのが夢だって言ってたよな。嫁が戻って来るまで彩羽の家で暮らそうか?それがいいな。好きな時に好きなだけ彩羽を抱けるしな」

勝手な事を妄想する田所さんが怖くなる。
これ以上勝手な妄想でつきまとわれるのはごめんだと、はっきりと嫌だと言葉にした。


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