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光を求めて
第14章 制裁
「止めてください!」
「いいね~その止めてください。本当に犯してる気分になってくるよ。ホテルより外っていうのも燃えるかもな」
やる気満々の田所さんは私の手を取って歩き出した。
本当に外でやるつもりだと感じた私が抵抗しても、握られた腕が解けることはなかった。
すれ違う人たちは助けようとはしてくれない。
目があった人でさえ、関わり合いたくないのか逃げるように走り去っていく。
「もっと嫌がれよ。その方が雰囲気でるし。あっ!でもほどほどにな。他の人に本気だって思われて警察呼ばれても嫌だし」
「本当に止めてください。」
私は田所さんとSEXする気もないから本気で嫌がり抵抗する。
「迫真の演技で押し倒し甲斐があるよ」
「本当に嫌なんです。もう田所さんとそういうことをするつもりもないんです!勘違いしないでください」
「はいはいはい」
「本当に止めてっ!止めてったら!!」
暴れた拍子に私の足が田所さんのアキレスを蹴ったようで痛みで顔を歪ませた。