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光を求めて
第15章 友達

「やはり警察はすぐに釈放したか」

「はい。会社側の意向で被害届は出しませんでしたから。その代わり、誓約書は書いてもらいました。今後一切私たちには関わらないと」

本当は徹底的に戦うつもりでいた私たちは、会社側の必死の説得により被害届を出さない事にした。
峰岸さんは初め納得いかない顔をしていたけど、世界的に有名な会社でセクハラ問題が起き、警察沙汰になったと知られたら私たちの名前が世に出るのも時間の問題だと言われ引くしかなかった。
その代わり懲戒処分を受け退職金もなし、そして関連会社などへの再就職もできず、40歳近い田所さんの再出発は前途多難な状況になるだろうと説明を受けた。
それでも悔しがる峰岸さんに、きっと悪いやつには天罰が下るからと慰めた。
だけどそれは慰めの言葉ではない。
だって、父が黙っているわけはない。
表向きは会社の為に穏便に済ませたことになっているけど、実際は裏で制裁を下すことは予想がついている。
きっと逮捕された方がマシだと思うほどの制裁。
だから私は悔しくはないし、全てが終わってくれたことにホッとしている。


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