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光を求めて
第2章 もう一度信じたくて
「そんなにっ……締めるなっアアアッ」
少し締め付けてみると、喘ぎ声をあげながら背中に允くんの汗が落ちてくる。
それでも止まらない腰の動きに私も翻弄される。
「みつっ、允くんっ!!」
「彩羽っ……彩羽っ……」
允くんの名前を呼べば、私の名前を呼んでくれる。
それが愛おしくて顔を向けると、充くんは余裕のない表情で一心不乱に腰を打ち付けていた。
肌と肌がぶつかる音だけが響く中、允くんの上擦った声に限界が近いのが分かる。
「イクッ……彩羽っ!!イクッ」
最後に力強く打ち付けて白濁くを流し込み、くたりと私の背中に顔を預けてくる。
「ごめんっ、ひとりでイッちゃった」
少し落ち込んだ姿の允くんが可愛いとさえ思える。
「大丈夫だよ。允くんが気持ちよかったならうれしい」
「本当にお前は可愛すぎ」
私の中から抜け出し、そのままキスを交わした。
荒々しかったけど、満足してくれたことに私も満足だった。
白濁を処理もせずに家を出て歩いていると、允くんの白濁が流れ出る。
慌ててコンビニのトイレを借りて処理をしている時間も幸せだった。
やっと手に入れた安らげる場所。
私だけを愛してくれていると疑いもしなかった。