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光を求めて
第2章 もう一度信じたくて
それから暗くなるまで公園をブラブラし、暗くなったら駅前に移動して誰かが声をかけてくるのを待った。
1時間……2時間……と過ぎても前みたいに声をかけてくれる人はいない。
11時を過ぎて諦めかけていると中年の男が声をかけてくれた。

「お嬢ちゃん。どうしたの?ひとり?」

小太りで脂ぎった顔のキモイおじさんだった。

「どうしたの?」

何も話さない私の横に座り身体を密着させ、いやらしい手で肩を抱いてくる。

「こんな時間にひとりでいたら危ないよ。おじさんが一緒にいてあげようか?」

「……本当?」

「ああ。キミみたいなかわいい子がひとりだなんて危ないからね。ゆっくりできるところに行こうか」

その言葉に頷いて、おじさんと歩いてホテル街に向かった。
数か月ぶりに来ても変わることのないネオンに眩しさを感じながら、一見ビジネスホテルのようなラブホに足を踏み入れた。
だけど中はいかにもラブホというような装飾で笑いがこぼれる。

「何笑ってるのかな?」

「んっ?外見は普通のビジネスホテルっぽかったのに、中身はラブホだなって」

「そうかい?じゃあ、ラブホがどういう場所か知ってるんだね」

「まぁ、一応は」

「だったら合意ってことで良いんだよね。キミ、かわいいからこれでいいかな?」


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