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第15章 友達

次の日は17時頃に峰岸さんの家に上野さんとお邪魔した。
優しそうなお母様とお父様に迎え入れられ、一緒に鍋を食べることになった。
少し狭いリビングでお鍋をみんなでつついて食べ、今まで味わった事のない家族団らんに目頭が熱くなる。
食事を食べ終わると順番にお風呂に入り、峰岸さんの部屋に布団を並べて女子トークが始まった。
話の内容は私の恋バナの続きで、飲まないと話せないと思った私は酎ハイを飲み、少しほろ酔い加減になったところで恋バナが始まった。

「この前話してた厳つい人？どのくらいの頻度で会うわけ？」

「えっと毎週？だいたい金曜日や土曜日に会いますよ」

「はぁ？？？毎週？」

「はい。私の行きつけのバーがあるんですけど……そこで他の常連さんたちと一緒に飲んだりします」

他の常連さんと言って清香姉さんを思い出してモヤモヤとしたモノが浮かびあがってきた。
楽しそうに笑う清香姉さんの笑顔が私を嫌な女にする。
それが嫌で、新しい酎ハイを開けて一気に飲み干して、ガンとテーブルに音を立てておいた。

「いきなりどうしたの？」

「聞いてください！！」

ほろ酔い気分から一気に酔いが回った私は、今のモヤモヤを吐き出したくて上野さんと峰岸さんに話をする。