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光を求めて
第16章 初デート
待ちあわせ15分前に到着すると、優さんはガードレールに腰かけて長い足を投げ出していた。
眉間に皺を寄せて凄まれると怖いけど、何もせずにいるとカッコいい。
優さんの目の前を通り過ぎる女の子たちが何度も振り返っているのがその証拠。
逆ナンされないように急いで近寄ろうと小走りになった時、ふたり組の女性が優さんに声をかけるように近づいて行った。
優さんはいつもの厳つい顔で睨みつけるものだから、そのふたりは泣きそうな顔をして手を繋いで逃げ出した。
「何笑ってんだ?」
その女の子たちの逃げ出した方に私がいたから、私がいることに気がつかれ渋い顔。
「黙っていればかっこいいのに、口を開くと怖いんだもん。女の子たちビビって逃げ出して行ったじゃないですか?」
「知らん女に好かれても迷惑なだけだ。俺が好きになった女だけに好かれればいい。余計な事言ってないで行くぞ!」
顔色変えずに凄い事を言う優さんに戸惑い、それでもそう言い切る優さんをかっこいいと思う。
眉間に皺を寄せて凄まれると怖いけど、何もせずにいるとカッコいい。
優さんの目の前を通り過ぎる女の子たちが何度も振り返っているのがその証拠。
逆ナンされないように急いで近寄ろうと小走りになった時、ふたり組の女性が優さんに声をかけるように近づいて行った。
優さんはいつもの厳つい顔で睨みつけるものだから、そのふたりは泣きそうな顔をして手を繋いで逃げ出した。
「何笑ってんだ?」
その女の子たちの逃げ出した方に私がいたから、私がいることに気がつかれ渋い顔。
「黙っていればかっこいいのに、口を開くと怖いんだもん。女の子たちビビって逃げ出して行ったじゃないですか?」
「知らん女に好かれても迷惑なだけだ。俺が好きになった女だけに好かれればいい。余計な事言ってないで行くぞ!」
顔色変えずに凄い事を言う優さんに戸惑い、それでもそう言い切る優さんをかっこいいと思う。