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光を求めて
第16章 初デート
自分が好きになった相手だけに愛されればいい。
私も優さんだけに愛されたいと、先に歩いて行く背中を見ながら強く思う。
だけど、私の過去を知ったら優さんはどう思うんだろう。
好きでもない男と毎週のようにホテルに行きSEXをする。
時には複数で、時には外の公園で見ず知らずの男と一夜限りの情事を重ね続けたと知ったらきっと軽蔑される。
それだけの事を私はやってきた。
今になって後悔ばかりが私を襲う。
ゲンさんの忠告を聞いて置くべきだったと気がついてももう遅い。

「何やってんだ?11時30分に予約してんだ。早く来い!」

後ろを振り返った優さんの罵声が飛ぶ。
優さんと一緒にでかけられるのはこれが最後かもしれないと思うと、とりあえずは楽しもうと前向きに考える。

「予約してくれたんですか?」

「映画を見る時間を考えたら予約しといたほうが良いだろう。勝手に決めたが構わなかったか?」

「はい。大丈夫です」

横に並んで歩いていると180センチある優さんは見上げないと顔が見えない。
あまりジロジロ見るのも失礼かと思いながら、それでも優さんの顔を見たくて見上げた。

「んっ?どうした?」

すぐに視線に気がつき心配するように眉をひそめる。
一緒にいると心配してくれてるのか機嫌が悪いのか分かるようになってきた。


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