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光を求めて
第16章 初デート

「そうなんですよ。来月いっぱいで終わりですね。次は決まってるんですけど……今までみたいに来れないですよ」

「遠いのか」

「電車で…3時間ぐらいですかね~」

「そうか、優が来なくなると寂しくなるなっ」

「あのっ……それって」

2人の間に割って入り、今の話しの説明を聞きたかった。
優さんはカウンターの上に片肘をついて顔をこちらに向けた。

「んっ?」

「遠くなるって」

「あ~、それか。俺の仕事は一カ所に留まるわけじゃないんだ。今の現場が終われば次の現場に移動する。今の現場も半年以上だからな。そろそろ終わりなんだ。だから次が決まっていて再来月になればそっちだな」

優さんは何でもないように話す。
だけどっ……

「じゃあ、もう会えなくなるの?」

「連休とか纏まった休みになれば帰ってくるだろうが普通の周末じゃまず無理だな」

「そんなぁ」

やっと好きだと気がついたのに、やっぱり私が好きになる人は私から去っていく……


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