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光を求めて
第17章 恋愛初心者
煙草に火を付けながらサラッと言ったゲンさんの言葉に、全員の動きが止まった。
そして見る見るうちに顔を真っ赤にして怒る清香姉さんの罵声が店内に轟いたのは言うまでもない。
それに動じないゲンさんは煙草を吹かしながら思い出したかのように聞いた。
「そう言えばお前たち、誰か知ってるか?」
「はい?ゲンさん主語がなきゃ分からないけど?」
高橋さんの突っ込みに全員が頷いた。
「あ~……悪い悪い。誰か優の連絡先知らないか?」
優さんの連絡先を聞きに来たんだったと思い出した私たちは顔を見合わせて、良い言葉を待った。
「知らないけど。優さんがどうかしたの?」
「最近店に顔を出さなくなってな。今の現場もそろそろ終わりじゃないかと思って連絡を取りたいんだ」
私の事は言わずに聞き出してくれる。
だけど、高橋さんも清香姉さんも知らないようでどうしようかと思っていると、清香姉さんが思いもよらない言葉を口にする。
「優くんならさっき見たわよ」
その一言に私は凄い勢いで清香姉さんに詰め寄った。
「清香姉さん本当に!?優さんどこにいたの??」
「えっ?どこって……このビルの前のバーで飲んでたわよ」
まさかこんな近くに優さんがいたなんて信じられなくて慌てて店を飛びだした。
そして見る見るうちに顔を真っ赤にして怒る清香姉さんの罵声が店内に轟いたのは言うまでもない。
それに動じないゲンさんは煙草を吹かしながら思い出したかのように聞いた。
「そう言えばお前たち、誰か知ってるか?」
「はい?ゲンさん主語がなきゃ分からないけど?」
高橋さんの突っ込みに全員が頷いた。
「あ~……悪い悪い。誰か優の連絡先知らないか?」
優さんの連絡先を聞きに来たんだったと思い出した私たちは顔を見合わせて、良い言葉を待った。
「知らないけど。優さんがどうかしたの?」
「最近店に顔を出さなくなってな。今の現場もそろそろ終わりじゃないかと思って連絡を取りたいんだ」
私の事は言わずに聞き出してくれる。
だけど、高橋さんも清香姉さんも知らないようでどうしようかと思っていると、清香姉さんが思いもよらない言葉を口にする。
「優くんならさっき見たわよ」
その一言に私は凄い勢いで清香姉さんに詰め寄った。
「清香姉さん本当に!?優さんどこにいたの??」
「えっ?どこって……このビルの前のバーで飲んでたわよ」
まさかこんな近くに優さんがいたなんて信じられなくて慌てて店を飛びだした。