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光を求めて
第2章 もう一度信じたくて
シャワーで体を隅々まで洗い、脱ぎ散らかした洋服を着て部屋の中を見渡した。
ベッドとソファーの上は私とおじさんの体液で汚れていて座ることもできず、部屋の隅に座って時間が過ぎるのを待つしかなかった。
物音一つしない部屋でじっとしているとウトウトと睡魔が襲ってきて瞼は自然と重くなり、いつしか眠りに落ちていた。
ハッとして起きて時計を確認すれば9時を回っていて、急いで外に出た。
太陽は高い位置に上り、暗闇から這い出したように眩しくて手をかざした。
これからどうするか考えながら歩いていると、足は勝手に允くんの家に向かう。
いつの間にか帰る家はここなんだと認識していることに気がついた。
アパートの前に到着しても中には入れない。
お母様がいる部屋に入る勇気もないし、彼女だと言って挨拶する勇気もなかった。
アパートの前の塀に寄りかかり、これからどうするか考えていると允くんの部屋のドアが開いた。
扉から現れたのは私と同じくらい……
ううん……もう少し大人の女性と一緒に允くんは出で来た。
階段を降りながら允くんは女性の腰に手を回し、下に降りるとキスをした。
触れるだけのキス、それからそのまま抱き合いながら舌を絡めた濃厚なキスに変わって行った。
それは母親にするようなキスじゃなくて、その瞬間、嘘をつかれたんだと分かった。
ベッドとソファーの上は私とおじさんの体液で汚れていて座ることもできず、部屋の隅に座って時間が過ぎるのを待つしかなかった。
物音一つしない部屋でじっとしているとウトウトと睡魔が襲ってきて瞼は自然と重くなり、いつしか眠りに落ちていた。
ハッとして起きて時計を確認すれば9時を回っていて、急いで外に出た。
太陽は高い位置に上り、暗闇から這い出したように眩しくて手をかざした。
これからどうするか考えながら歩いていると、足は勝手に允くんの家に向かう。
いつの間にか帰る家はここなんだと認識していることに気がついた。
アパートの前に到着しても中には入れない。
お母様がいる部屋に入る勇気もないし、彼女だと言って挨拶する勇気もなかった。
アパートの前の塀に寄りかかり、これからどうするか考えていると允くんの部屋のドアが開いた。
扉から現れたのは私と同じくらい……
ううん……もう少し大人の女性と一緒に允くんは出で来た。
階段を降りながら允くんは女性の腰に手を回し、下に降りるとキスをした。
触れるだけのキス、それからそのまま抱き合いながら舌を絡めた濃厚なキスに変わって行った。
それは母親にするようなキスじゃなくて、その瞬間、嘘をつかれたんだと分かった。