この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
光を求めて
第3章 ゲンさんとの出逢い
薄暗い店内の中、楽しそうに会話をする大人たち。
男はカウンターの中にいて、ここがバーと言うお酒を飲む場所だと気がついた。
少しの間店内を眺めていると、椅子に座っている男と目があい急いでドアを閉めた。
だけど気がつかれたのは間違いなく、男が渋い顔でやってきた。
「顔出すなって言っただろう」
「あっ、えっと……そのっ……トイレにっ」
咄嗟にごまかすと、男はあ~といいながら考えこんだ。
「そういえば、名前聞いてなかったな」
腕を組み顎に手をあてて考えこんでいた男は、思い出したかのように聞いた。
「……いろは」
「はっ?いろは?どういう字を書くんだ?」
何か怒らせる事を言ってしまったのか、眉間に皺を寄せた。
「彩りの羽って書いて彩羽」
「……そうか、彩羽か。珍しい名前だな。で?年は?」
「年は……二十歳」
未成年だとばれないようにごまかすと、こめかみをピクピクと震わす。
男はカウンターの中にいて、ここがバーと言うお酒を飲む場所だと気がついた。
少しの間店内を眺めていると、椅子に座っている男と目があい急いでドアを閉めた。
だけど気がつかれたのは間違いなく、男が渋い顔でやってきた。
「顔出すなって言っただろう」
「あっ、えっと……そのっ……トイレにっ」
咄嗟にごまかすと、男はあ~といいながら考えこんだ。
「そういえば、名前聞いてなかったな」
腕を組み顎に手をあてて考えこんでいた男は、思い出したかのように聞いた。
「……いろは」
「はっ?いろは?どういう字を書くんだ?」
何か怒らせる事を言ってしまったのか、眉間に皺を寄せた。
「彩りの羽って書いて彩羽」
「……そうか、彩羽か。珍しい名前だな。で?年は?」
「年は……二十歳」
未成年だとばれないようにごまかすと、こめかみをピクピクと震わす。