この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
光を求めて
第3章 ゲンさんとの出逢い

―…

――…

―――…


「何を考えてるんだ?」

ゲンさんが新しいカクテルを出しながら声をかけてくれば現実に引き戻される。

「う~ん、ゲンさんとの出会い?」

「出会いかぁ。まだ高校生だったよな。あれから何年だ?」

「今が24歳だから8年……あの頃は若かったなぁ~~」

しみじみと口にすると、ゲンさんにデコピンをされて睨まれた。

「24歳そこらで若かったとか言うな。それだったら俺はどうなるんだ」

ゲンさんの言葉に笑うと不貞腐れてしまった。
いい大人がと思うけど、そんなゲンさんも私は大好きだ。

「そんなにいじけないでよ」

「いじけてね~よ」

その言い方がいじけてるんだと言いたいけど、これ以上言うともっといじけてしまうからやめた。

「そういえばさ、あの時、私が急にいなくなって心配した?」

「あの時??」

「夏休み最後に出掛けたときだよ。公園で待ってろって言ったのに私、連れて帰られてさ」

私の言葉に、あ~と思い出したように声を上げた。


/578ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ