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微睡みの中で
第7章 戸惑い
そのまましばらく意識を手放していたようだ。
誰かにトントン、と肩を叩かれ、目を覚ました。
そこには保健医が居た。
「あ。起きた。調子はどう?」
「はい、もう大丈夫です」
「そう、よかった。給食の時間なの。保健室に持ってきてもらったんだけど。食べられそう?」
「はい、ありがとうございます。…あの、私どうやってここに?」
「あなた貧血を起こしていたのよ。遠藤くんが知らせに来てくれて、浪川くんがあなたについていてくれたの。2人が担架でここまで。後でお礼を言っておきなさい」
「そ、そうなんですか…分かりました」
「授業戻れそうなら次のから戻りなさいね」
驚きと動揺を隠せず、また気を失いそうだった。
しかしそこにあった椅子に座り、深呼吸して無理やり落ち着かせる。
少しの量でお腹いっぱいになったけど、久々にちゃんと食事を摂った。
昼休み、教室に戻ろうと保健室を出ると、翔馬と聡とばったり会った。
一気に動悸は激しくなり、顔が見れなかった。
翔馬くんがおちゃらけた様子で笑って話しかけてくる。
誰かにトントン、と肩を叩かれ、目を覚ました。
そこには保健医が居た。
「あ。起きた。調子はどう?」
「はい、もう大丈夫です」
「そう、よかった。給食の時間なの。保健室に持ってきてもらったんだけど。食べられそう?」
「はい、ありがとうございます。…あの、私どうやってここに?」
「あなた貧血を起こしていたのよ。遠藤くんが知らせに来てくれて、浪川くんがあなたについていてくれたの。2人が担架でここまで。後でお礼を言っておきなさい」
「そ、そうなんですか…分かりました」
「授業戻れそうなら次のから戻りなさいね」
驚きと動揺を隠せず、また気を失いそうだった。
しかしそこにあった椅子に座り、深呼吸して無理やり落ち着かせる。
少しの量でお腹いっぱいになったけど、久々にちゃんと食事を摂った。
昼休み、教室に戻ろうと保健室を出ると、翔馬と聡とばったり会った。
一気に動悸は激しくなり、顔が見れなかった。
翔馬くんがおちゃらけた様子で笑って話しかけてくる。