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微睡みの中で
第7章 戸惑い
「好きなところかぁ、あんまり考えたことないんだけど…顔が好きなのと、あと優しいし、初めて私を受け入れようとしてくれたから…そういうところかなぁ?」
「ふぅん…そっか」
「翔馬くんは?好きな子とかいないの?」
「えっ!俺?…好きな子…?」
チラッと私を見たので、「うん」と頷くと、ほっぺを少し赤くして目を逸らした。
この人もこんな表情するんだ。
ちょっと翔馬には悪いけど、遊んでるイメージしかなかった…。
「俺にも…好きな子くらいいるよ!…まあでも…告白はしてない」
「どうして?彼氏でもいるの?その子」
「…あー、っと…。いや…、居ないんだけど、他のやつのこと見てるっていうか…」
スクールバッグを背負いなおすと気まずそうに前に向き直った。
そして再開する気まずい空気と沈黙。
不思議に思いながら歩みを進めていると、翔馬が沈黙を破った。
「…あのさ…」
「え?」
「最近、うちのクラスこないよね」
「えっ…あ…うん…」
「……」
それだけ聞くと、また黙り込んでしまった。
きっと、用はこのことだ。
「ふぅん…そっか」
「翔馬くんは?好きな子とかいないの?」
「えっ!俺?…好きな子…?」
チラッと私を見たので、「うん」と頷くと、ほっぺを少し赤くして目を逸らした。
この人もこんな表情するんだ。
ちょっと翔馬には悪いけど、遊んでるイメージしかなかった…。
「俺にも…好きな子くらいいるよ!…まあでも…告白はしてない」
「どうして?彼氏でもいるの?その子」
「…あー、っと…。いや…、居ないんだけど、他のやつのこと見てるっていうか…」
スクールバッグを背負いなおすと気まずそうに前に向き直った。
そして再開する気まずい空気と沈黙。
不思議に思いながら歩みを進めていると、翔馬が沈黙を破った。
「…あのさ…」
「え?」
「最近、うちのクラスこないよね」
「えっ…あ…うん…」
「……」
それだけ聞くと、また黙り込んでしまった。
きっと、用はこのことだ。