この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
微睡みの中で
第2章 部屋
10時頃、テレビを見てると、ソファの上で体育座りした莉奈が話しかけてきた。
「私、さ。……歯止め効かなくなって来ちゃってるんだけど…」
「うん?」
思いつめた様子でなんだかとても言いづらそうに、俺を見ながらそういった。
確かに今日の莉奈はやけに積極的で、唐突に色々してきた。
自分を家に誘ったり、突然泊まってくれと言ったり。
「さ、最近さ、その…聡がそばに居ないと寂しくて、一緒にいたくてさ…。一緒にいたら結局したくなっちゃって聡とエッチしちゃうし…へへ、自分もかなり下品なこと言ってて恥ずかしくなってきちゃうんだけど…」
目を逸らし、目線はテレビを見たまま。
遠回しに何か言いたそうに、体育座りをした体を揺らし始めた。
その後は黙り込んでしまって、気まずいような変な空気が流れ出した。
「だ、だから、その…、聡にそばに居てほしいって言うか…しつこいけどそろそろ…付き合って欲しいなって思って…こんな関係いつまでも続けるのも良くないって思うから…さ、うん」
「…うん、そうだよな。俺もそう思う」
「え?」
「でも俺…好きになるためにがんばって無理に付き合ったとして、その後が自信ないんだ…悪い…」
「…っ、そ…だよね…」
一瞬明るくなった莉奈の顔は、話を進めるたびにみるみる曇っていき、俺の方を向いて「あはは…」と切なく苦笑いをした。
「私、さ。……歯止め効かなくなって来ちゃってるんだけど…」
「うん?」
思いつめた様子でなんだかとても言いづらそうに、俺を見ながらそういった。
確かに今日の莉奈はやけに積極的で、唐突に色々してきた。
自分を家に誘ったり、突然泊まってくれと言ったり。
「さ、最近さ、その…聡がそばに居ないと寂しくて、一緒にいたくてさ…。一緒にいたら結局したくなっちゃって聡とエッチしちゃうし…へへ、自分もかなり下品なこと言ってて恥ずかしくなってきちゃうんだけど…」
目を逸らし、目線はテレビを見たまま。
遠回しに何か言いたそうに、体育座りをした体を揺らし始めた。
その後は黙り込んでしまって、気まずいような変な空気が流れ出した。
「だ、だから、その…、聡にそばに居てほしいって言うか…しつこいけどそろそろ…付き合って欲しいなって思って…こんな関係いつまでも続けるのも良くないって思うから…さ、うん」
「…うん、そうだよな。俺もそう思う」
「え?」
「でも俺…好きになるためにがんばって無理に付き合ったとして、その後が自信ないんだ…悪い…」
「…っ、そ…だよね…」
一瞬明るくなった莉奈の顔は、話を進めるたびにみるみる曇っていき、俺の方を向いて「あはは…」と切なく苦笑いをした。