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微睡みの中で
第3章 翻弄
電話のようだ。
発信者は母親だった。
沙耶香をチラ、と見ると「いいわよ」とだけ言って洗面所へ行った。
俺はベランダで母親からの着信に出た。
「もしもし」
『もしもし、あんたどこにいるの?』
「えっ…!と…翔馬んち!」
『ふぅん、また泊まるの?』
「あ、うん!泊まる!」
母親との会話の途中で、背後でカラカラ…と閉めたはずの戸の開く音がした。
部屋着に着替えた沙耶香が部屋から出てきたのだ。
俺が振り向くとこちらを見つめていた。
「……」
『全く…それならそうと早めに連絡してよね!』
するとしゃがんで俺のズボンをファスナーを下げて、肉棒を取り出してを扱き、チロッと先端を舐めた。
突然の出来事に驚き、母親の声はほとんど耳に入っていなかった。
「あっ、ちょ…っ!」
『え?何?』
「いや、何でもない!ごめん、な、なんだっけ?」
焦る俺をよそに楽しそうにクスクスと笑って柔らかい手つきで扱き続けた。
少し沙耶香を睨みつけたが、全然気にしていない模様。