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若様の性長日記!
第1章 大学を卒業した後
すでに五十を過ぎている親父は、ブランドのスーツに身を包み、外見だけは!立派な会社の社長だった。
見た目も子供の欲目を抜いても、良い方だろう。
実際、親父と街中を歩くと女性が良く振り返る。
…くそっ!
「テメーがしっかりしないからだろう? 少しは社長らしくしやがれ!」
なのでついイライラしてしまう。
「まあまあ。若様、とりあえずソファーにお座りください。今、お茶を持ってまいります」
「ああ、頼む」
オレは返事をして、黒皮張りの一人かけソファーに座った。
親父も背中を押さえながら、オレの向かいのソファーに座る。
これじゃあどっちが大人か分からないな。
「では失礼します」
梢さんは一旦社長室を出て行った。
すると親父はキリッと姿勢を正し、オレを真っ直ぐに見つめた。
「さて、とりあえず入社おめでとう」
「ありがとよ」
「それでウチの会社のことなんだがな」
「ああ」
「その前に、お前に聞いておきたいことがある」
「何だ?」
入社のことについて、大体のことは家で済ませていた。
面接めいたものも、梢さんと済ませている。
だから今更聞かれることなんて、何だろうと少し緊張した。
「お前、童貞か?」
「………は?」
ドウテイ?
…オレ、耳、悪くなったのかな?
思わず耳の穴を指でいじる。
「いや、だから。女性と肉体関係を持ったことはあるのかと聞いている」
…そう聞いてくる親父の顔は、今まで見たことがないぐらい真面目だった。
見た目も子供の欲目を抜いても、良い方だろう。
実際、親父と街中を歩くと女性が良く振り返る。
…くそっ!
「テメーがしっかりしないからだろう? 少しは社長らしくしやがれ!」
なのでついイライラしてしまう。
「まあまあ。若様、とりあえずソファーにお座りください。今、お茶を持ってまいります」
「ああ、頼む」
オレは返事をして、黒皮張りの一人かけソファーに座った。
親父も背中を押さえながら、オレの向かいのソファーに座る。
これじゃあどっちが大人か分からないな。
「では失礼します」
梢さんは一旦社長室を出て行った。
すると親父はキリッと姿勢を正し、オレを真っ直ぐに見つめた。
「さて、とりあえず入社おめでとう」
「ありがとよ」
「それでウチの会社のことなんだがな」
「ああ」
「その前に、お前に聞いておきたいことがある」
「何だ?」
入社のことについて、大体のことは家で済ませていた。
面接めいたものも、梢さんと済ませている。
だから今更聞かれることなんて、何だろうと少し緊張した。
「お前、童貞か?」
「………は?」
ドウテイ?
…オレ、耳、悪くなったのかな?
思わず耳の穴を指でいじる。
「いや、だから。女性と肉体関係を持ったことはあるのかと聞いている」
…そう聞いてくる親父の顔は、今まで見たことがないぐらい真面目だった。