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女子大生、文香の受難
第1章 受難1・藪名の診察
患者が抵抗してこないのに味を占めた藪名は、手付きをエスカレートさせていく。左乳首を親指と聴診器で挟み、ゆっくりと捏ね始めた。もう片方の乳房は全体を手のひらでまぜるようにすると、こぼれんばかりに揺れ動き、まさしく垂涎ものだ。舐め回し、胸の頂点に吸い付きたい。
そうして次第に激しくなる胸への刺激。我慢できず、文香の吐息には小さく声が混じり始める。

「ぁ……ん」
「なに、どうしました?」

無意識に出た声は自分のものながらとても浅ましく感じ、文香は首を激しく振った。診察の邪魔をしてはいけないという意識も有る。

「い、いえ。なんでも…っ、ないです……」
「そうですか。もう少しで終わりますからね」

もちろんここで終わるつもりなど藪名には無い。むしろ畳み掛けるなら今だ、と左手を文香の下腹に這わせた。へその少し上辺りまで黒くタイツが覆っている。

「そういえば、お腹も気持ち悪いって言ってましたね?」
「は、はい」
「一応見てみましょう。消化器系の病気から風邪のような症状が出ることもありますからね」

そういえば、この季節はノロウイルスも流行っている。予想外の病気も有り得ると、文香に不安が過った。

「そうなんですね」
「じゃあタイツを下げて、スカートも少しずらして下腹の辺りまで見せてもらっていいかな」

言われた通り、下腹を外気に晒す文香。足の付け根、鼠蹊部までが僅かに見え、藪名は生唾を飲み込んだ。右手と聴診器は胸を刺激しながら音を聴きつつ、じんわりと下腹と足の付け根を撫でさすり、柔らかい肌の感触を味わう。緩急を付けながら優しく愛撫すれば、文香は更に頬を上気させた。

「はぁ……あっ…」

胸の突起を刺激される度、下腹を撫でる手が行き来する度、腹の奥の方がきゅんと疼く感覚がする。そして同時に股間に温かいものが流れ出るような感覚も。
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