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魚の骨
第4章 贈物
「昨日の夜、落ち込んだことがある」
「何?何に落ち込んだの?」
「うーん、それは夜ご飯食べてる時に話す…」
「なんで今言えないの?言ってスッキリしようよ」


スッキリはしないので言えなかった。
そもそも今時手作りでお菓子を作っているのも恥ずかしいし、失敗したことも恥ずかしい。誤魔化すために大人の玩具を持ってきたと言ったのも恥ずかしい。
恥ずかしいの連鎖で恥ずかしさそのものになってる私は自分が出るのを恐れて、自分の身をさらけ出した。
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