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魚の骨
第5章 卍
奇跡の人と言われたヘレンケラーはアニーサリバン先生との出会いが奇跡だったのだと思う。
奇跡の人は一人では成り立たない。いつだって奇跡の人と奇跡の人は隣り合わせでできている。

人生は出会いで決まると言う人がいた。


私は髪を洗われながら口元がほころんだ。
昔、「人は何で出来ていると思う?」と聞かれた時
「水」と答えたからだ。

「出会いだよ」とお客様に大笑いされた。

「人は出会いで出来ている」

ひどく私が傷つけられた出会いも安心して眠れる出会いも、思い出すと胸が高鳴る出会いも全てが私。

あんな奴に出会わなければよかったは自分を否定することになる。本当に自分を大切にしたいならば全ての出会いは必要だったと受け入れる必要がある。
酷な話だった。

この意味のない頭のマッサージも指の動きも意味があるそうだ。

二度とこの人を指名しない意味以外見出せなくても今はそれでいいと思った。
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