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お良の性春
第6章 大江戸炎情 乱交の喜び
 「御意って・・・! あなたなに言い出すの」

 お良の驚きなどどこ吹く風。 
 清兵衛の脳裏にはすでに目の前に座るお雪の裸身が浮かび、「陥没勃起型」の魅力の前に完全悩殺状態。
 淫意に溺れた清兵衛に正常な判断などできるわけがないのである。

 股間は膨れ上がって、清兵衛の一物が褌から見え隠れ状態。
 それをチラッと見たお雪は。思わず袂で口を覆った。

 (まあっ)

 細面の色男の清兵衛には不似合いな極太の一物。
 感のいいお良が、その一物に見とれるお雪の怪しげな振る舞いを見逃すはずはなかった。
 
 (・・・お雪ちゃん、清兵衛さんのあれに見とれて・・・。きっと清兵衛さんに気があるのね。それで、わたしを引きずり込もうと、それならそれで、わたしだって)
 負けん気の強いお良の悪い癖で、こんなときに、必要もない競争心がメラメラと燃え上がる。

 と、その時であった。

 「じつは、我が家には先祖伝来の秘伝があります。門外不出の秘密。決して他言しないことを条件にお二人にお教えしたい。よろしいですかな」
 「はい」

 突然、真剣な顔つきで話し出した龍之介に、お良と清兵衛は緊張した面持ちで居住いを正した。

 「その秘伝とは、嫁が嫁いで3年経っても子に恵まれないときは、一度別の男の子種を授け、子袋を目覚めさせるというものです」
 「まさか・・・」

 そのような「秘伝」が龍之介の家に伝わっていたとは・・・。
 お良も、清兵衛も、そしてお雪までも驚愕の眼差しで龍之介を見つめた。
 だが、その秘伝を聞いたお良の顔はたちまち高揚していく。

 「じつは」

 何と、龍之介の話が終った途端、今度は清兵衛が話し出したのだ。

 「じつは、薬種問屋を営んで居ります手前、嫁を娶りながらなかなか子に恵まれませんと、主力商品の精力剤の売れ行きに影響が出て苦慮しておりました。もし、できることなら、龍之介様の子種で、お良の子袋の眠りを醒ましていただけたら、助かります」
 「あなた、そのようなことは、む、む、無理・・・」

 清兵衛の言葉にお良の目からハラハラと涙がこぼれ落ちた。
 (子宝を授かりたいと願うわたしのために)
 妻を思う夫の優しさが返ってお良を苦しめる。
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