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お良の性春
第1章    好色歌留多 裸地獄
「ちはやぶる かみよもきかず たつたがは からくれなゐに みづくくるとは」

 読んだ源一郎の声も震えていた。
 「からくれなゐに」の札がお良の目に入る。
 札は、清三郎の股間の前。

 咄嗟にお良は右手を思いっきり伸ばした。その瞬間、左手にしっかり隠していた乳房が飛び出すようにこぼれ落ちる。

「あ!」思わず知らず、本能的にお良の伸びた腕が縮む。

 白いマシュマロのような乳房を隠したのだ。

 一方の清三郎はあわてた。あたかも、お良の右手が、清三郎を悩まし続けている股間の一物めがけて「突き」でもするかという勢いで伸びて来た。

 痩せても枯れても清三郎は武士。

 お良の突きを右手でサッと払う。その瞬間、お良の手が消えた。お良は手を引いたのだ。空を切った清三郎の手の先が一枚の札を弾き飛ばした。
 飛ばされた札はヒラヒラと空を舞って畳みの上に落ちた。
 その札が間違いなら、お手つきでお良の勝ちだ。
 だが、非情にも、その舞い上がり舞い落ちた札には「からくれない」の文字。

 こうして、取り札は清三郎の手に落ちた。

 お良は負けたのだ。

 お良は顔を覆った。

 あまりの衝撃に、その美しい両の乳房を隠すことも忘れていた・・・。

 その姿は、可愛らしい乳首まで丸見え。

 それを間近で凝視した清三郎は、爆発寸前。必死で股間を押さえ、耐え難きを耐えた。
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