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第3章 彼とはじめての…

「んっ？　永河とシたいって思ったから。ダメ？」

「ダメに決まっているだろう！」

「でも両想いなら良いじゃん」

はっ話が通じない…。

『好き』って意味の違いが、彼は…分かっていて、やっているんだな。

僕が考えている間にも、彼の行為は止まらない。

手が上半身をまさぐり、胸の突起に触れた。

「やっ！」

思わず身を小さくするも、彼は構わず触れる。

指の腹で押し潰されたり、または摘ままれると、下半身がゾクッとする。

「やぁっ…！」

「色っぽい声、もっと聞かせてよ」

彼の舌が首筋を通り、突起に触れた。

いじられて敏感になっている部分を、熱い舌で舐められた。

「あっ、やだっ」

ぴちゃびちゃとわざと音を立てて舐められると、胸が熱くなった。

「んっ…。永河のココ、美味しい。花びらみたいで、可愛いし」

「ヤダっ、止めてよぉ」

彼の肩を掴んで押しても、微動だにしない。

ここまで力の差があるなんて、男としてのプライドに傷が付く。

彼は舌を引っ込めると、今度は口で銜えた。

そしてそのまま、強く吸われた。

下半身がずくんっと反応した。

「ひゃっ！」

思わず出た甲高い声を、手で口を塞いで止めた。

「声、聞かせてよ」

彼に腕を捕まれるも、首を左右に振って拒絶した。

「ったく、頑固だね。まあ出さずにいられなくすれば良いか」

しかし相手は切り替えが早い。

しかも嫌な具合に。

彼の手が、僕の性器に直接触れた。