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ハデな彼に、躾けられた、地味な僕【BL】
第3章 彼とはじめての…
満足そうに微笑むと、口の端に付いた白い液をべろっと舐めた。

「さて、今度はこっちが出す番だ」

うっ。…やっぱりそうなるか。

「僕もその…銜えるの?」

「うん、そう。でも上の口じゃなくて、下の口でね」

そう言ってぐっしょり濡れた後ろの穴に、容赦なく中指を一本入れてきた。

「ぐぅっ」

「痛くはないだろう? こんなに濡れてるんだから。でも流石に少し滑りが足りないかな?」

痛くはないけど…異物感がある。

その感覚に耐えている間に、紗神はベッドの下に手を伸ばした。

そこは引き出しになっているみたいで、開けて何かのビンを手に取った。

「ローション、使っておくか」

「なっ!」

止める間も無く蓋は開けられ、秘所にドロドロした液体がかけられた。

少し冷たい液体を指ですくい、ずぶっと穴に入れられた。

「やっ…何か、変な感じがする」

「うん、多少媚薬が入っているからね」

「なっ何でそんなの持ってんの!」

「永河と使いたいなぁって思って」

絶対ウソだっ! 

使い慣れている感じがするもの!

でも指は何度も入れられ、やがて本数が増えていく。

穴が広げられている感触がたまらなくて、僕は唸るばかり。

ただ慣れないからじゃない。

じわじわと疼くような甘い感覚が、ソコから生まれる。

きっと媚薬のせいだろう。

「う~ん。このぐらい指が入ればいいかな? 男相手は永河がはじめてだから、戸惑うよ」

…つまり女性相手はすでに済んでいる、と。

彼らしいと言えばそうだけど…何かおもしろくない。

紗神は僕の両足を掴み、広げて深く曲げた。

すると恥ずかしい部分が、丸見えとなる。
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