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ハデな彼に、躾けられた、地味な僕【BL】
第3章 彼とはじめての…
「この格好、ヤダ!」

「永河は『ヤダ』しか言わないな。大丈夫、すぐにそんなの分からなくなるから」

女性ならうっとりするほど甘い微笑を浮かべ、彼はズボンの前を開けて、欲望の塊を取り出した。

「うっ…!」

負けているのは分かっていたけど、改めて見ると…やっぱりショックだ。

彼らしい…とでも言うのだろうか? 

明らかに使い慣れているのがバレバレなのが、何かイヤだ。

しかももう形が整っているのがまた…。

「力、抜いときなよ。永河」

「えっ? あっ、やああ!」

ずぶっと先端がいきなり入ってきた。

そのままズズズッ…と僕の肉を割り、中に侵入してくる。

「あっ、やっ!」

ローションのおかげかせいか、挿入の痛みや辛さはなかった。

けれどどうしても慣れない感覚に、息が上がる。

「うあっ…あぁ、あっ、はあっ…!」

侵入してきた紗神は、とても熱くて固い。

そして、太かった。

熱の棒を差し込まれたようだ。

でも彼の一部だと思うと、不思議とイヤじゃなかった。

「永河の中、とってもあったかくて柔らかい…。気持ちイイな」

うっとりと気持ち良さそうな紗神の顔を見ると、良かったと思う。

彼が気持ち良くなってくれるなら…と考えてしまうのだ。

「紗神…」

だから僕は自然に、彼に向かって両手を伸ばした。

紗神は笑うと、繋がったまま抱き締めてくれた。

「あうっ!」

密着度が深まり、より深く彼が入ってくる。

「…ふぅ。全部入った。大丈夫? 永河」

彼は優しく頭を撫でてくれた。
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