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ハデな彼に、躾けられた、地味な僕【BL】
第7章 新たな関係のはじまり
「移動しながら話してやる」
そう言って僕の手を掴み、歩き出す。
「こっ今年は七月いっぱいは日本にいる予定じゃなかったの?」
「そのつもりだったが、この間のお前の言葉を聞いて止めた。このままヘリに乗って、空港へ行く」
「どこに行くの?」
「それは到着してからのお楽しみだ。自家用ジェット機で行くぞ」
…相変わらず彼の行動にはいろんな意味でついていけない。
けれど彼に引っ張られては、ついていくしかない。
多くの人の視線を感じながら、僕はヘリに押し込まれた。
「ちなみに何でヘリ? 車でも良かったんじゃないの?」
「空は渋滞がないからいいだろう?」
はあ…そうですか。
呆れるべきか感心するべきか分からないうちに、ヘリは動き出した。
そして空港へ行き、そのまま自家用ジェット機に乗り込む。
その間、会話はほぼなかった。
彼は機嫌の良さそうに鼻歌を歌っていたけれど、話しかけられたくない雰囲気を出していた。
目的地に到着してから、きっと上機嫌で話してくれるだろう。
僕は深く息を吐きながら、早く目的地に着くことを願った…けれど。
何故、教会の前にいるんだろう?
本日、快晴。
無限に広がる青い空に、白い入道雲。
輝く太陽がとても眩しい…。
そして教会の周囲には透き通るような海が広がっている。
今日は凪いでいるおかげで、海からふきつける風がとても気持ちがいい。
白い砂浜も、濁りの無い海の中も、テレビで良く見る景色だ。
そう、前に彼とテレビを見ていた時、ここを紹介する番組を目にしていた。
確か海外で結婚式を挙げるのならば、ここがオススメとかいう内容だった。
彼が気まぐれに見ていたので、僕も隣でぼんやり見ていた。
ここは一位に選ばれた場所。
穏やかな気候、そして美しい海を周囲で囲まれた、真っ白で美しく立派な教会。
そう言って僕の手を掴み、歩き出す。
「こっ今年は七月いっぱいは日本にいる予定じゃなかったの?」
「そのつもりだったが、この間のお前の言葉を聞いて止めた。このままヘリに乗って、空港へ行く」
「どこに行くの?」
「それは到着してからのお楽しみだ。自家用ジェット機で行くぞ」
…相変わらず彼の行動にはいろんな意味でついていけない。
けれど彼に引っ張られては、ついていくしかない。
多くの人の視線を感じながら、僕はヘリに押し込まれた。
「ちなみに何でヘリ? 車でも良かったんじゃないの?」
「空は渋滞がないからいいだろう?」
はあ…そうですか。
呆れるべきか感心するべきか分からないうちに、ヘリは動き出した。
そして空港へ行き、そのまま自家用ジェット機に乗り込む。
その間、会話はほぼなかった。
彼は機嫌の良さそうに鼻歌を歌っていたけれど、話しかけられたくない雰囲気を出していた。
目的地に到着してから、きっと上機嫌で話してくれるだろう。
僕は深く息を吐きながら、早く目的地に着くことを願った…けれど。
何故、教会の前にいるんだろう?
本日、快晴。
無限に広がる青い空に、白い入道雲。
輝く太陽がとても眩しい…。
そして教会の周囲には透き通るような海が広がっている。
今日は凪いでいるおかげで、海からふきつける風がとても気持ちがいい。
白い砂浜も、濁りの無い海の中も、テレビで良く見る景色だ。
そう、前に彼とテレビを見ていた時、ここを紹介する番組を目にしていた。
確か海外で結婚式を挙げるのならば、ここがオススメとかいう内容だった。
彼が気まぐれに見ていたので、僕も隣でぼんやり見ていた。
ここは一位に選ばれた場所。
穏やかな気候、そして美しい海を周囲で囲まれた、真っ白で美しく立派な教会。