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ハデな彼に、躾けられた、地味な僕【BL】
第2章 一年前、関係のはじまり
食事が終わった後は、大きなテレビの前に移動してDVDを見た。

僕が前から見たかったヤツで、嬉しかった。

DVDを見終わった後は、彼といろんなことを話した。

彼は話題に豊富で、聞いててスゴク楽しかった。

そして時間はあっと言う間に過ぎていった。

「あっ、もうこんな時間…」

すでに夕日は消えかけていた。

「ゴメン、長居しすぎたね。僕、帰るから」

立ち上がり、カバンを掴んだ時だった。

「―帰るなよ」

いきなり後ろから抱き締められた。

「えっ…えっ!」

背中に感じる彼のぬくもりに、心臓が大きく高鳴った。

「泊まっていきなよ。どうせ夏休みだし、予定無いんだろう?」

「なっ無いけど、いいよ。帰るから」

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