この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
フリマアプリの恋人
第4章 芍薬の涙
…男のしなやかで長い指が柔らかな秘められた体内に入るのを澄佳は甘い痺れと共に感じていた。
「…ああ…っ…」

…男の指が、更に奥に進み…ゆっくりと意志を持って蠢く。
「…んっ…は…ああ…っ…」
…掠れた甘い吐息しか漏れない。

久しぶりに、男の指を受け入れる肉体…。
「…狭いね…。痛くない…?」
柊司の労わるような優しい声に身体が、柔らかく解けてゆく…。
頷いて、柊司の胸に貌を埋める。
その貌を捉えられ、唇を貪られる。
澄佳も唇を開き、男の舌に甘えるように舌を絡める。
体内の男の指の動きが次第に大胆に深くなる。
「…ああ…やっ…もう…」
…柊司が動かす場所から、仔猫がミルクを呑むような…淫らな水音が聞こえ始める…。
「…気持ちいい…?」
…濡れてきたね…と、鼓膜に囁かれ、いやいやをする。
「…気持ちよくない…?」
…意地悪な質問に、上目遣いで答える。
男の端整な眼差しは、熱い欲情の色が濃く滲んでいた。

「…気持ち…いい…。いいから…しないで…おかしく…なるから…」
柊司はふっと、微笑う。
「可愛いな…君は…」

…そして、ゆっくりと澄佳の媚肉から指を引き抜き囁いた。
「…あ…っ…」
男の指の不在を恋しがるような声を立ててしまう。

澄佳を熱く見下ろしたまま、柊司は己れの帯を解き出した。
その細身だが筋肉質な肩からさらりと浴衣を滑らした。

「…もう、いい…?
…ごめんね。…我慢できなくて…」
その濃く色香の溢れた声と眼差しに、澄佳は唇を震わせた。

目の前の美しい男の裸体に、目を奪われる。
…月明かりが、まるで彫像のような端整な裸体を照らす。

引き締まった美しい筋肉が乗った身体…。
逞しい上半身…鞣し革のような肌…。

…そして、黒い翳りを帯びた下腹部…。
その下に聳り勃つ美しい長大な刀身のような牡…。

…男は、下着を身につけていなかった。

「…ああ…」
澄佳の唇から、淫らなため息が溢れる。
…からだの奥の花蜜が熱く溶けだすのを、靄がかかったような意識の中、感じ入る…。





/332ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ