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フリマアプリの恋人
第8章 epilogue
澄佳と柊司が入籍をして、三カ月が経った。
籍を入れただけで、式は挙げなかった。
澄佳がそれを望んだのだ。
けれど涼太の両親を始め、親しい人々への挨拶回りをして、澄佳の店でお披露目の食事会を開いた。
瑠璃子の退院とこの町の学校への転校も重なったので、そのお祝いと歓迎会も兼ねたのだ。

瑠璃子に付き添い来ていた由貴子が前日に、澄佳に見事な古典柄の黒振り袖を差し出した。
「…私が清瀧のおうちに嫁いだ時に着たものです。
もし、よろしければお召しになってください」
「…由貴子さん…!」
感激して言葉にならない澄佳に、由貴子は少しいたずらめいた表情で微笑んだ。
「黒振り袖は、もう貴方以外の色には染まりません…という意味が込められているそうよ。
…もっともそんなもの、澄佳さんには必要ないでしょうけれどね…」

…そうして、優しく囁いた。
「…ご結婚、おめでとうございます。
幾久しく、お幸せにね」


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