この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
フリマアプリの恋人
第4章 芍薬の涙
外は雲ひとつない快晴であった。
「私の車でご案内します。
…軽なので小さいんですけど、小回りが利くので。
…いいですか?」
駐車場に置かれた可愛らしいカフェラテ色の軽自動車の傍に立ち、澄佳は恥ずかしそうに笑った。

澄佳は白地にエメラルドグリーン色の小花が散ったワンピース姿だ。
ウエストをエスニック風のベルトで締めているので、か細い腰が強調され、まるで少女のような可憐さであった。
長い髪はさらりと下ろされ、背中にながれているので年より遥かに幼く見えた。
小さな頭にペパーミントグリーン色のリボンが巻かれた白い鍔広の夏の帽子を被っているのがエレガントで女性らしかった。
白く形の良い耳朶には翡翠色のさざれ石のイヤリングが揺れていた。

「喜んで乗せていただきます」
柊司は長躯を屈めて、軽自動車の助手席に乗り込んだ。



/332ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ