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夢見の国
第3章 巫女姫
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そこで、ふと、ひとつの疑問が湧いた。
…本当に、何を話しているのか分からない?
頭が勝手に働き、ぼうっとする思考の中、その疑問がぐるぐる回ってゆく。
(……。…え……?)
咄嗟に周りを確認した。
此処をあたしは知っている。
夢の中で見ていた場所なのだから当然だ。
夢の内容を軽く思い出し、余りに淫らなその映像に、思わず顔を覆ってその場にうずくまった。
(……あたしったら、本当に何て夢を見ちゃったわけ!? …よよよ、欲求不満?)
はぁ、と溜め息を吐き出し、それにしても良く出来た夢だと、我ながら感心する。
さきほど、自分の部屋で目覚めたと思ったのも夢なのだろうか?
それとも、知らぬ間に再び眠ってしまった?
そこまで考えて、考えても分からない事を延々と考えていても仕方がないと開き直る。
喉が渇いたな、と何気なく部屋の中を見まわしていると、隣から聞こえていた筈の声が止んでいるのに気が付いた。
何となく忍び足で扉へと近づくと、少しだけ開いていた扉から向こう側を覗く。
そこで、ふと、ひとつの疑問が湧いた。
…本当に、何を話しているのか分からない?
頭が勝手に働き、ぼうっとする思考の中、その疑問がぐるぐる回ってゆく。
(……。…え……?)
咄嗟に周りを確認した。
此処をあたしは知っている。
夢の中で見ていた場所なのだから当然だ。
夢の内容を軽く思い出し、余りに淫らなその映像に、思わず顔を覆ってその場にうずくまった。
(……あたしったら、本当に何て夢を見ちゃったわけ!? …よよよ、欲求不満?)
はぁ、と溜め息を吐き出し、それにしても良く出来た夢だと、我ながら感心する。
さきほど、自分の部屋で目覚めたと思ったのも夢なのだろうか?
それとも、知らぬ間に再び眠ってしまった?
そこまで考えて、考えても分からない事を延々と考えていても仕方がないと開き直る。
喉が渇いたな、と何気なく部屋の中を見まわしていると、隣から聞こえていた筈の声が止んでいるのに気が付いた。
何となく忍び足で扉へと近づくと、少しだけ開いていた扉から向こう側を覗く。