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女子大生 祐里 屈辱のオーディション
第12章 祐里の回想 美佐 脱毛 ②
「私の腋って、酸っぱいのっ? 処女じゃ無くなれば治るの?」
「中西様、お気になさらずに・・まだ女子高生なのですから・・それに世の男は、女子高生の酸っぱい体臭に憧れるものですよ」

軽口を叩きながら、ニードル器具の準備を終える崇。
アルコール綿で、施術部を丹念に拭う・・その感触に思わず身を捩る、敏感な美佐の窪み。
「おやっ? くすぐったいですか?」
「あ、ごめんなさい、ち、ちょっと・・私、ソコ、弱くて」
「う〜ん、弱りましたねぇ・・敏感ですと、余計に施術が辛くなりますが・・なるべく、動かないで下さいねっ・・」

宝石鑑定士の様な拡大鏡を装着した崇が、慎重に黒い点にニードルを差し込み始める。

前回、二の腕で経験済みで、その苦痛を予想して覚悟していた美佐だが、腋への施術の痛みは、それを遥かに超えていた。

針が皮膚を貫いた瞬間に、凄まじい激痛が奔った。
「ん、んむぅ・・」
懸命に声を噛み殺す美佐だが、二の腕は意思とは別に、苦痛から逃れようと動く・・
その腕を、笑みを浮かべて押さえる崇。

「どうされましたか? まだ、ほんの序の口ですよっ・・」
崇が冷酷に針を埋め進める・・
焼火ばしで抉られたら、この様な痛みか? 気が遠くなる激痛。

漸く、針が根元まで埋まった。
「はぁ はぁ はぁ・・ぁぅっ・・はぁ・・」
乱れた荒い息遣いが悩ましい。
「中西様、これからが本番ですよっ・・」






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