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女子大生 祐里 屈辱のオーディション
第5章 祐里の回想 ④ ご褒美
最初は、甘い痛みを期待していた祐里・・
ところが誠司の連続した責めは、快楽を与える間も無い。
耐えきれずに、抱えていた膝を放し逃れようとする祐里。
伸ばした逆脚に座り、折り曲げた膝を片手で押さえる誠司。

「祐里っ、声を出すなっ、我慢しろっ、俺は、耐え従う娘が好きなんだっ・・」
(せ、誠司、さん・・ゆ、祐里っ・・が、我慢、す、る)
頭を反らせながらも、両手で口を塞ぎ、懸命に声を耐える祐里。

何事も自由、互いに干渉しない・・この店の方針だった。
しかし、余りにも他人を惹きつける祐里の美貌と肢体。
その娘が、まるでSMショー紛いの責めを受けている、となっては、人目を惹かない筈も無かった。
何組かのカップルが、息を呑んで見つめている。

そんな中、一人でグラスを傾ける妖艶な美女・・
誠司と視線を合わせた美女が、軽く頷いた。

責めを終えて、祐里の身体から降りる誠司。
「祐里っ、分かったかっ?」
「は、はぃ、祐里、社長の言われた通りに・・」
「んっ、俺が認めた時は、名前で構わないよっ、祐里」

隣のカップルの女が溜め息を漏らす。
「ふぅ・・凄かったけど、あれでお終いっ? でも、あの娘って、素人よねぇ? あんな清楚な娘が、何で苛められてるのかしら」
「お前も分かって無いなぁ? 調教はこれからだっ、鞭と飴」



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