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女子大生 祐里 屈辱のオーディション
第6章 祐里の回想 悪巧み ① 美佐
美佐が誠司のグラスに、恭しくワインを注いだ・・
(ふっ、そう言うコトかっ? なら、俺も遠慮なく・・丁度、祐里の責めを半端で終わらされて、ムラムラしてたんだっ・・)

美佐と誠司・・圧倒的な財力を持つ者と、しがない雇われ社長。バイでサドで、そしてマゾの複雑な性癖を持つ娘と、相手に合わせて自分を隠せる強かな男。整い過ぎた冷酷な容姿に、ギリシャ彫刻の如き完璧な肢体を持つ妖艶な美女と、精悍な顔立ちと獣の如き肉体を持つ男。
人も羨む2人が今、ただの雌と雄に変わる・・

「お嬢様、確認しますが、今からは、美佐さんでっ?」
「違うわよっ、誠司さん、美佐・・でっ・・」
(複雑な女だっ、今日のパターンは、男相手でマゾかよっ・・でも、雇主様だし・・そんじょそこらじゃ、手に入ら無い女だしっ)

いきなり美佐の両手をタオルで括る誠司・・
「えっ、何をっ?」
「こうサれたかったんだろうよ、美佐・・今から、祐里にシた事をお前にも試してやるよっ・・あの娘とお前、どっちが我慢強いか? どっちの体臭が嫌らしいか? 全て比べてやるよっ・・
美佐っ、お前、自分が最高の女だと思ってるんだろう? あの娘が、どれだけ辛かったか? お前も味わってみろよっ・・」

括った両手をポールに拘束する誠司、爪楊枝を取り出した。



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