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女子大生 祐里 屈辱のオーディション
第6章 祐里の回想 悪巧み ① 美佐
席に着くなり、美佐が空のグラスを無言で差し出す。
(ちっ・・もう、バージョン変更かよっ・・)
美佐の前に膝立ちで畏まった誠司が、恭しくワインを注ぐ・・美佐の心変りに合わせた完璧な応対。
「お嬢様、先程は失礼な振る舞いを・・お許し下さい」
「んっ、別の私でしょ? 構わないわよっ・・それよりも、私の腋に不細工な親父が顔を付けたみたいなのっ・・不潔で身の毛がよだつから、誠司、綺麗にしてくれる?」

「あ、は、はいっ・・お嬢様、し、失礼します・」
美佐の肘を優しく折り畳み持ち上げ、腋を晒し、テーブルから濡れナプキンを手にする誠司。
「誠司っ、そんなの使う気? 貴方の口で、やりなさいっ」

(えっえっ・・な、舐めさせてくれるのかっ?)
今迄にも数度、美佐を抱いた誠司・・
だが、誠司を単なる性欲処理の道具と看做しているのか? オーラルプレイはおろか、キスすらも許されて無かった・・

改めて美佐の腋の窪みを凝視する誠司。
(き、綺麗だっ・・処理のあまい祐里の卑猥な窪みも、苛めたくなり唆られるが、美佐の完璧な大人の女の腋は素晴らしい・・)
鼻を近づけて思い切り息を吸い込む誠司。
ツンとした汗の匂いよりも、これが性的に興奮した、美佐の体臭なのだろう、煮詰めた酢の如き、濃厚な酸性臭が鼻腔に拡がる。
(あの爺い、何が酷い臭いだっ・・これが成熟した女の体臭じゃないかっ、未熟な男には分らんかっ・・)

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