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色欲のいりひ
第2章 2
 しばらくして、妹の千秋さんが部屋にやってきて、千夏さんとニヤニヤしながら、何か話しをしていた。俺はすでに意識が朦朧としていた。
「ねぇみてごらん」
 千夏さんは千秋さんに言った。
 ふたりは俺の方ほみているのがわかる。
「よだれ垂らしてる」
 千夏さんは両手を叩いて笑っていた。
 俺はヨダレをたらしているようだった。
「俊くん。ちょっとこっちにおいで」
 千秋さんが俺のことをよぶ。
 千秋さんはベッドの縁に足を組んで座っている。
「そこに座って」
 俺は指示通りに千秋さんの指呼する位置に座る。 
 千夏さんは俺の背後に立っている。
いったい何をするつもりなのか、小学5年生の頭で考えられることなどたかが知れていた。無抵抗な小学5年生の男子に対して、卑猥なことを繰り返す。
千秋さんはストッキングを脱いで、学校帰りの生臭い足の匂いを俺に嗅がせた。そしてこの時に、俺の中で何かが蠢き始めていた……。
 それは西日が差し込む、夏の日のことだった…… 。
── そんなことを回顧しているうちに、西日が差し込みはじめていた。
「17時にお暇させてほしいのですが…… 」
 テントの中にいる茉莉が言った。
 アイツがテントの中に入れと指示を出し、かれこれ1時間近く中に入っている。水分補給だけさせ、あとは何も与えない。
 ミネラルウォーターの空きボトルは、10本を超えていた。トイレにもいかせない、トイレはテントの中にあるお丸にさせる。
 アンモニアの臭いが、汗の臭いと入り混じり、テントの外まで匂ってくる。だがその匂いはアイツを喜ばせる為には必要だった。
「早く帰りたい」
 茉莉は声を荒げて言った。
 俺はテントの天井の部分にCCDカメラを仕掛けておいた。
 それをケーブルでパソコンにつなぎ、生映像を収録する。開かれたパソコンの画面で、その光景をじっくりと眺める。
 畳の部屋の上にポンと置かれたパソコン。
 しんみりとした室内にあるのは壊れかけの扇風機と部屋の隅に畳んでおいてある布団だけ。
 テントの中で茉莉は暑さのあまり横になりぐったりとしている。
 たっぷりと汗をかいた肉体は、透明のカッパをべったりとへばりつかせ肌の色がみえる。白いはずの足袋はいくぶん汗で黒ずんでいた。
 茉莉の息が荒くなり始めテントの床まで汗で濡れていた……。
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