この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
色欲のいりひ
第2章 2
 もう少しだ。
 あと一本、一リットルのペットボトルに入っている水を飲み干したら、はじめることにする。
 テントの中から右手が伸びてくる。
 その右手はペットボトルを強く掴んだ。
そしてペットボトルを掴んだまま、テントの中に運び込む。
 横になったまま左手でペットボトルを抑え、右手で蓋をあけている。蓋をあけたはいいが中々口にしようとしない、上体を少しだけ起こしひとつため息をついて、ペットボトルに口をつける。一リットルのペットボトルはまたたくまに分量が減って行く。最後の一本を飲み干し、茉莉は空になったペットボトルをテントの外へと出す。ここからが儀式の最終章。アイツを満足させない限り、俺は一生苦しめられる。俺はその場で全裸になりテントの中に這いつくばりながら入る。
 とても狭いテントの中で茉莉とふたりになった。俺は足を開き膝をまげて仰向けに寝転ぶ。開かれた足の間に茉莉が両ひざを入れ、そして両手を俺の両肩の上あたりに置くと、茉莉の顔からは大量の汗が俺の顔めがけて、滴り落ちてくる。 
「いつもので良いのね」
 茉莉は俺の顔に唾液をたらす。薄目をあけて確認すると茉莉は瞳を閉じ俺の顔の4.5cmくらい先にあたりに茉莉の顔があった。
 カエルの卵のような唾液が、ゆっくりと俺の顔に垂れてくる。その垂れた唾液の白いあぶくのの塊は、鼻の頭から右の頬を伝っていく。そんな感触が何回か続き、唾を吹きかける音と同時に、冷たい粒の感触が、俺の顔面を襲った。そんな行為が5分ほど続いた。
 次は汗だくのカッパを俺に着させる。なんともいえない汗の感触と柔らかさが止め処もない欲望を、ストレートに包み込んて行く……。
 この光景をしっかりと目に焼き付けることが、アイツに対しての挑戦。
 意識が遠のいていく、くそっ、今日もアイツにやられるのか…… 。
── 寒さで目が覚めると、どっぷりと日が暮れていた。
 またしても意識を失った。
 アイツの仕業だ。
 足元から涼しい風が吹き込んでくる。
 網戸にしたままだった。
 テントの出入り口は、開け放たれたままだった。
 足元の寒気さはこれだったのかと、妙に納得した。
 今夜もひとりパソコンに向かう。
 毎度のことだが、むなしさを感じる。
 動画機能で再生する。
/16ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ