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レディー・マスケティアーズ
第7章 アラミス ――カフェ・アレクサンドル
「あっ、ああっ、いい!」
 少しの間動きを止めて、異物の侵入を味わった彩也子は、だんだんに腰を振り始めた。最初はスローなペースで、次第に激しさを増して……。
 手の中でとろけそうな乳房を揉みしだくと、たっぷたっぷという音が聞こえる。女を下から見上げるのもいいもんだ。田野倉はほくそ笑んだ。
 彩也子が腰を上下させるたびに、赤くただれた溝が覗く。白い粘液にまみれて女の肉襞から出たり入ったりする自分の怒張も。女の恥部を覆う濃い目の毛も丸見えだ。
「いかがです? わたし、重くないですか?」
白い首筋を覗かせて、彩也子が聞く。どこが重いものか。この体を上に乗せて、嫌に思う男がいるものか。
「重くなんかあるもんか。羽根ほどにも感じないぞ」
田野倉は彩也子の太腿を下から抱え、剥き出しになった秘園に抽送を繰り返した。
「よかった。嬉しいです」
 彩也子はつながったまま、ゆっくりした動作で体を百八十度回転させる。そして、後ろ向けになると、また腰を振り始めた。両手を男のひざに置いて、さっきまでのピストン運動から、大きな円を描く動きへと変わった。
「おっ、おっ」
 疾走する馬を操る騎手も、こんな腰の使い方をするのだろうか。円を描くような優雅な腰の動きは、加速する車のタイヤのようにピッチを上げた。愛液にあふれる膣と鋼のような怒張が、さっきにも増して滑らかにこすれ合う。
「あっ、あっ、あっ」
 体の芯から熱いマグマがせり上がってくる。もう怒張は爆発寸前だ。
 女の体を引きはがし、背中を押し潰すようにして、後ろから貫いてやりたい。白く柔らかい尻を両手で抱えて、おれのペースで肉棒を……。
 いや、ダメだ。一日三回の交わりは、体位も決まっている。正常位、後背位、騎乗位。自分が決めたルールを自分から破ってどうする? 
「すごい! すごい!」
 彩也子は、さっき以上の激しさで腰を振り続ける。こぼしていた涙と一緒に、口元から流れ落ちる涎が、田野倉の腹に垂れた。
「いいですか? わたし、いいですか?」
 いいに決まっているだろう? こんなに強烈なのは、おれも初めてだ。田野倉は、それを言葉にもできず、ただ「うん、うん」と頷いた。
「明日から、もっと恥ずかしいことを、わたしにお命じくださいませ。どんなことでもいたします。あなた様が命じられることを!」
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