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狼になる瞬間
第5章 罰ゲーム

足を閉じると、かなり濡れていることがわかり、
少し愛液が垂れてきていた。

その時、
ローターの振動が急に大きくなった。

ーヴヴヴヴヴヴヴヴ…!

「はう…っ!…っ」

その声に前の男性が振り返ってしまった。

「…大丈夫ですか?」

と話しかけてきた。

「だ…大丈夫です…っ」

美優は片手で胸の下を抱き、片手でスカートを抑えた。
また顔はほんのり赤く、涙目で言った。

男性は軽く目を見開くと振り返り、前を向いた。

ケータイを見ると拓馬から

ー最後、タバコ。
両手をレジの台に着いて、前のめりで注文して?
それ買ったら戻っといで。

と連絡が来ていた。

(あと少し…っ)

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