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呟き…
第3章 官能って…
「その手がゆっくりとお前の髪を耳に掛ける。」
「へ?」
間抜けにも目を開ける。
「ええから、お前は想像だけしてろ。」
悠真がニヤニヤといやらしい笑いを浮かべてる。
ほんまに大丈夫なんかいと疑いつつも目を閉じる。
「いつものように来夢にキスをする。」
いつものように…。
基本的に悠真のキスはディープなキスばかりになる。
「俺の手が耳から首筋に移動する。来夢の服を脱がせてブラジャーを外したら、その小さいおっぱいを揉みしだく…。」
なんつーか…。
音声だけの安っぽいエロドラマを聞いてる気分に陥りながらも、そのシチュエーションをなんとか必死の思いで想像する。
「来夢は敏感やからな…。ちょっと揉んだだけで乳首が固くなって俺の指に絡んで来る。」
低く悠真が呟いた。
一瞬、ゾクリとして身体がピクリと強張る。
想像の中で私の記憶が悠真の愛撫を体現する。
想像だけなのに…。
ブラジャーの中で乳首がキュッと締め付けられた感覚を感じ、熱を帯びて身体が疼く。
「俺が乳首を舐めてから、少し強めに乳首を吸われるんが好きやろ?」
ただ悠真の言葉を想像する。
それだけで充分なくらいに私の身体が快感を求めるように反応する。
「悠…。」
目を開けて悠真にしがみつく。
「要するに、それが官能や。」
「はあ!?」
「俺の言葉を想像しただけで感じたやろ?」
「別に感じとらんわ…。」
素に戻る悠真がムカつくとか思う。
「来夢のまんこの確認したろか?ヌルヌルに濡れたはずや。」
「そこまではなっとらんっ!」
とはいえ、身体が悠真の言葉に反応した事実は認めざるを得ない。